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  1. 操舵室(13)
  2. 「原人の海図」詠草一覧(59)
  3. 「原人の海図」討議会場(87)
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コメント

 投稿者:くみこ  投稿日:2017年 5月28日(日)11時14分45秒
返信・引用
  22 初夏ゆえに観覧車ゆえに??少しだけ鈍いあなたを風がつついた

天へと近づく観覧車が、さりげなく歌の背景を広げて、ささやくような初夏の風は、なんだかこそばゆい。

23 夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名

夜行バスは、寝苦しい夜の中を一体何処へ向かうというのか。対向車の走り去る音や光線だけのほとんどが闇。トンネルを抜けるとき、冥府や黄泉比良坂を連想してしまう。タナトスは猫の名前、しかも 大切な『きみ』が飼っていた猫と結ぶ詞に、幽かなぬくもりを感じる。

25 右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり

右折する車体と植込の重量感と、夜ゆえに一部のみが人工の光によって一瞬鮮やかに照らし出される。そんなひかりが、夜の雨に濡れる刹那。
 

「乗り物」歌会選歌一覧

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月27日(土)00時35分49秒
返信・引用
  01 海へ行くバスであなたに逢いにゆく白日傘さしカモメのように
02 軍輸送機が関与するらし動物展示学野外演習二日目
03 肉体の細部デジタル写真集深夜特急抜けるイルミネーション
04 断続的振動のなかウイスキーを売り歩く女胸元揺れる
05 バイク乗り威嚇しながら走り去る恐ろしきかな妙齢の女(ひと)

06 京都らし曲がりくねった軌道かてほっこりするわおけいはんやし :(しげを)
07 愛しきは時という名のバスに乗り運命(さだめ)分け合う知らない同志
08 極右から左翼まで乗る箱舟に蟇蛙は乗れないでいる :(風信子)
09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ :(◎風媒、ひとかすみ、たちばな)
10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス :(◎ひとかすみ、◎六、◎湯水)

11 母とわれ支え合いゆく傍らを自転車も犬も追い越して行く
12 歩くたび牛車揺れゆく留袖の源氏ゆかりの裾の模様に :(たちばな、湯水)
13 ボート殺人筆跡偽造成り済ましアリバイ崩しわが罪と罰 :(◎たちばな)
14 象に乗る普賢菩薩の白毫を目掛け無音のひかり射し込む :(六、湯水)
15 運転手よ世間話をしないでね救急病院に向かふ私に

16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない :(風信子、しげを、ほ・)
17 確かなものは掌の中の櫂 セカイノヲハリをひとつふふめば :(◎しげを)
18 アクセルとブレーキ違へし老人のニュース聞きをり明日も聞くかも
19 自転車に乗ってそこまで野暮用に高血圧の薬もらいに
20 ガタゴトと水郡線に運ばれて菜の花色の風を追い越す :(風媒)

21 真っ白な堅香子に会える川辺へとジープで行こう二十歳の
22 初夏ゆえに観覧車ゆえに  少しだけ鈍いあなたを風がつついた :(風媒、◎くみこ)
23 夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名 :(◎風信子、くみこ)
24 先生は無用の用に急かされて阿房列車の旅に出にけり
25 右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり :(ひとかすみ、くみこ、ほ・)
26 雨の夜の終電をまつ待つといふことの甘美をしまし思ひて :(六、◎ほ・)
 

おけいはんやし

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月27日(土)00時21分2秒
返信・引用
  06 京都らし曲がりくねった軌道かてほっこりするわおけいはんやし

関西の新しいニュースは京阪特急プレミアムカーのことである。勿論「おけいはん」は京阪電車
に乗車する女性のことである。京阪電車は京都~梅田路線を阪急電車に奪われた歴史を持つ。
お蔭で現在の路線は京都から京橋・淀屋橋を走り、軌道は確かに曲りくねっている。この微妙な
感覚を楽しませてもらいました。

16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない

朔太郎の「ふらんすへ行きたしと思へどもふらんすはあまりに遠し」とか晶子の「皐月仏蘭西の
野は火の色す君もコクリコわれもコクリコ」を想像してしまった。逃避行には巴里への船旅に
限る。残念ながら誰も来てはくれない。フランス映画「望郷」のペペ・ル・モコの気分だ。
 

掌の中の櫂

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月26日(金)23時51分59秒
返信・引用
  17 確かなものは掌の中の櫂 セカイノヲハリをひとつふふめば

大洪水の時代に入ってきたのか。ふふむとは内包するの意味に解した。セカイノヲハリの態
様は様々であるが突然に押し寄せてくる洪水のためにノアの箱舟に乗らねばと焦る。前方の
視界は開けず濛々としたなか見えるのは眼前の櫂のみ。近未来の光景として捉えました。

 

選歌。

 投稿者:湯水  投稿日:2017年 5月26日(金)15時25分26秒
返信・引用
  特選
10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス

普通選
12 歩くたび牛車揺れゆく留袖の源氏ゆかりの裾の模様に
14 象に乗る普賢菩薩の白毫を目掛け無音のひかり射し込む
 

選ーー

 投稿者:ほ・  投稿日:2017年 5月26日(金)10時41分9秒
返信・引用
  16  巴里行きの
25  右折する

特選
26 待つことの

(すみません、コピペできず)
 

選歌です

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 5月25日(木)05時03分57秒
返信・引用
  普通選
09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ
12 歩くたび牛車揺れゆく留袖の源氏ゆかりの裾の模様に
特選
13 ボート殺人筆跡偽造成り済ましアリバイ崩しわが罪と罰
 

選歌です

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月25日(木)00時15分44秒
返信・引用
  普通選
06 京都らし曲がりくねった軌道かてほっこりするわおけいはんやし
16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない
特選
17 確かなものは掌の中の櫂 セカイノヲハリをひとつふふめば  
 

選歌します。

 投稿者:くみこ  投稿日:2017年 5月24日(水)23時47分34秒
返信・引用
  選歌します。

23 夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名
25 右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり

特選
22 初夏ゆえに観覧車ゆえに??少しだけ鈍いあなたを風がつついた
 

選歌

 投稿者:  投稿日:2017年 5月24日(水)22時16分28秒
返信・引用
  特選
10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス

普通選
14 象に乗る普賢菩薩の白毫を目掛け無音のひかり射し込む
26 雨の夜の終電をまつ待つといふことの甘美をしまし思ひて
 

選歌します

 投稿者:ひとかすみ  投稿日:2017年 5月24日(水)19時41分5秒
返信・引用
  特選
10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス

普通選
25 右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり
09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ

 

選歌です

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月24日(水)16時14分56秒
返信・引用
  特選
23 夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名
普通選
16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない
08 極右から左翼まで乗る箱舟に蟇蛙は乗れないでいる
 

選歌します。

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月24日(水)07時39分6秒
返信・引用
  特選
09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ
選歌
20 ガタゴトと水郡線に運ばれて菜の花色の風を追い越す
22 初夏ゆえに観覧車ゆえに  少しだけ鈍いあなたを風がつついた


 

Re:

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月24日(水)07時00分12秒
返信・引用
  しげをさんへのお返事です。
> 失礼しました。コピペの誤りでした。
> 早速訂正いたしました。
> 皆様よろしくお願いします。

お手数をおかけしました。ありがとうございます。
 

21作者さまへRe: すみません

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月24日(水)02時16分39秒
返信・引用
  > No.10341[元記事へ]

無記名さんへのお返事です。

> 21 真っ白な堅香子に会える川辺へとジープで行こう二十歳の朝に
>
> 一覧に<朝に>が抜けています。

失礼しました。コピペの誤りでした。
早速訂正いたしました。
皆様よろしくお願いします。
 

すみません

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月23日(火)23時42分52秒
返信・引用
  21 真っ白な堅香子に会える川辺へとジープで行こう二十歳の朝に

一覧に<朝に>が抜けています。大したことではないのですが・・・・
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)23時41分46秒
返信・引用
  25 右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり

雨の夜の運転。ライトを見続けるドライバーの視線を感じます。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)23時37分39秒
返信・引用
  22 初夏ゆえに観覧車ゆえに  少しだけ鈍いあなたを風がつついた

これも風の歌。風ってつつきますよね。さ始めなさいって。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)23時33分27秒
返信・引用
  20 ガタゴトと水郡線に運ばれて菜の花色の風を追い越す

菜の花色の風を追い越してゆく水郡線乗ってみたいです。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)23時22分40秒
返信・引用
  19 自転車に乗ってそこまで野暮用に高血圧の薬もらいに

野暮用も薬もらいになりましたか。テレビ番組の「やすらぎの里」のような大人のペーソスを感じる歌。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)22時38分19秒
返信・引用
  16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない

映画の一コマみたいな情景ですね。来てくれないかもしれない彼女をそれでも待っているシチュエーション。こんな思いは今やはるか遠くに行ってしまいましたが。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)22時30分33秒
返信・引用
  11 母とわれ支え合いゆく傍らを自転車も犬も追い越して行く

お母さまの歩調に合わせたやさしい時間を大切に思う作者の気持ちが伝わります。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月23日(火)22時24分52秒
返信・引用
  09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ

風は昔と同じように5月の都に吹き渡る。牛車に揺られる姫君を思い出しながら...
 

静から動へ

 投稿者:ひとかすみ  投稿日:2017年 5月23日(火)11時24分35秒
返信・引用
  10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス

空が白み始めてくるころ、影だったバスが、光を感じながら、それぞれの色を濃くし、「さぁまた今日が始まる」と静かに呼吸を整えているのですね。静かな朝からやがては始まりの朝の音まで聞こえてくるようで、次の場面のみなぎる力まで感じられます。近くに操車場がありますが、こんな風に見たことはなかったと感動しました。
 

妙齢

 投稿者:ひとかすみ  投稿日:2017年 5月23日(火)09時52分18秒
返信・引用
  05 バイク乗り威嚇しながら走り去る恐ろしきかな妙齢の女(ひと)

二種類の景を思いました。

バイク乗りを威嚇する、つまりバイクすれすれに走り去るオープンカーの(別にオープンカーでなくてもいいのですが、魅力的な若い女の人が走り去る様子の想像です)妙齢な人を、わぁ若い女の人の運転は恐ろしいと見た作者。

バイクに乗り、それこそ爆音とスピードで作者を含めた周囲の人を威嚇するように走り去る人。ただこの場合、爆音を鳴らしてスピードを上げるくらいのバイクですから、もちろんヘルメットを着用しているでしょうし、妙齢の、しかも女と感じたからには、作者から見てプロポーションか何かのヒントがあったということなのだろうと思いました。
何が言いたいかというと、後者の場合、バイクに乗り威嚇していると詠みながら、作者は羨ましくもあり、魅力を感じたのでもあり、実は恐ろしいなどとは思っていないのだろうということです。
いひっと、思いつつ、どちらかなぁ?
 

葵祭

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 5月23日(火)05時24分47秒
返信・引用
  09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ
12 歩くたび牛車揺れゆく留袖の源氏ゆかりの裾の模様に

時節柄、葵祭の行列を想いだしてしまいました。
糺の森の木々をぬけて加茂川沿いのみちをゆらゆらとお囃子もなく列がすすむ。
沿道の人もただただ観ているだけで、歓声などとはほど遠い。
ゆったりと日常とは別の時間が流れる。
牛車は静かに揺れる、というか速く進むことのできない乗り物ですね。
 

コメント

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月22日(月)09時53分14秒
返信・引用
  05 バイク乗り威嚇しながら走り去る恐ろしきかな妙齢の女(ひと)

バイクに乗っている人は多分気持ちいいのでしょうね。私は自転車も乗れないので
爆音とか風圧が怖いと思います。妙齢って何歳まで?という話題がありましたが、妙齢
というだけで美しい人を想像しますね。

03 肉体の細部デジタル写真集深夜特急抜けるイルミネーション

なにかきらきらと並んでいるようで、一つ一つは美しい物でもない、でも結句「イルミネーション」
を持ってこられると、闇の中へ「抜ける」のかなあと不思議な感じにとらわれます。
 

しまし

 投稿者:ほ・  投稿日:2017年 5月22日(月)08時57分48秒
返信・引用
  26 雨の夜の終電をまつ待つといふことの甘美をしまし思ひて

雨の夜と甘美はつきものですが、それを「待つこと」の甘美にもってきたところ、心憎いですね。
それだけに「しまし」思わないで、待ってる間ずっと思っていたほうが、歌として気持ちいいと思うのです。
 

サマンタ・バドラ

 投稿者:ほ・  投稿日:2017年 5月22日(月)08時50分15秒
返信・引用
  14 象に乗る普賢菩薩の白毫を目掛け無音のひかり射し込む

普賢菩薩の白毫を詠まれたところ、すてきです。「無音のひかり」もきれい。
ただ、乗物がつけたりになっているのが惜しい気がします。「目掛け」の措辞も不要なような。
像の足元から白毫まで、視線を誘導するお歌だともっといいのにな、と思いました。
 

コメント

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月21日(日)13時06分0秒
返信・引用
  10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス

擬人化されたバスが朝の出発前に、ラジオ体操(なんてやらないけれど)でもする
かのように並んでいる光景。目に浮かびますね。

09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ

牛車はもう一首でてきますが、こちらは古典絵巻の幻の景のように描かれています。
木洩れ日によってレース模様のように飾られた牛車は素敵です。
 

コメント

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月20日(土)14時22分57秒
返信・引用
  16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない

パリ行きが船旅なのは昔めいていると思いました。まず鉄幹、晶子の洋行を思いましたが
お歌はそれとは関係なく、共に行ってくれる人は思いの通じない人なのでしょうか。
或いは、なにか邪魔をする事があるのでしょう。

15 運転手よ世間話をしないでね救急病院に向かふ私に

このシチュエイションはなんなのでしょう。タクシー?誰かが救急で運ばれて、そこへ駈けつけようと言うのではと思いましたが、緊迫する感じとどこか喜劇的な調子が不思議です。
 

コメント

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月20日(土)14時14分46秒
返信・引用
  20 ガタゴトと水郡線に運ばれて菜の花色の風を追い越す

水郡線に乗ったことはありませんが、どこだったか乗換駅で見たことがあります。
今流行の江ノ電のような混み方もせず、ひなびた感じがしました。「小さな旅」みたいな感じで気持ちがやさしくなれそう。

18 アクセルとブレーキ違へし老人のニュース聞きをり明日も聞くかも

此方は心が凍りそうなニュース。家の主人も次は免許をお返しするかと言っていますが、
現代の科学は、そういう事を防ぐ技術もあるはずなのにと思ったりします。
 

コメント

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月19日(金)09時48分19秒
返信・引用
  しげをさま、16周年おめでとうございます。
詠草一覧ありがとうございます。六様、そう言えば御実家は東京だったような。

今回は皆様お集まりで、賑やかですね。少しずつ始めさせていただきます。

24 先生は無用の用に急かされて阿房列車の旅に出にけり

内田百閒の鉄道の旅、作者もそのような旅をしているのか、ただ憧れているのか。
黒沢映画の「まあだだよ」の先生と猫を思い出します。

23 夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名

「タナトス」はギリシャ神話の死の神で夜の息子、「眠り」の兄弟(念のため検索しました)で
このお歌のテーマにぴったりとしています。主体はその君と離れてバスで何処へ行くのでしょう。
ドラマの筋書きのように素敵な歌と思いました。
 

いらっしゃいませ!

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月19日(金)01時02分36秒
返信・引用
  六さん、ほ・さんお久しぶりです。
六さん、東京での生活も慣れましたでしょうか。
ほ・さん、ここ短歌「原人の海図」ではお久しぶりです。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

5月「乗り物」歌会詠草一覧

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月19日(金)00時59分39秒
返信・引用 編集済
  01 海へ行くバスであなたに逢いにゆく白日傘さしカモメのように
02 軍輸送機が関与するらし動物展示学野外演習二日目
03 肉体の細部デジタル写真集深夜特急抜けるイルミネーション
04 断続的振動のなかウイスキーを売り歩く女胸元揺れる
05 バイク乗り威嚇しながら走り去る恐ろしきかな妙齢の女(ひと)

06 京都らし曲がりくねった軌道かてほっこりするわおけいはんやし
07 愛しきは時という名のバスに乗り運命(さだめ)分け合う知らない同志
08 極右から左翼まで乗る箱舟に蟇蛙は乗れないでいる
09 木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ
10 あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス

11 母とわれ支え合いゆく傍らを自転車も犬も追い越して行く
12 歩くたび牛車揺れゆく留袖の源氏ゆかりの裾の模様に
13 ボート殺人筆跡偽造成り済ましアリバイ崩しわが罪と罰
14 象に乗る普賢菩薩の白毫を目掛け無音のひかり射し込む
15 運転手よ世間話をしないでね救急病院に向かふ私に

16 巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない
17 確かなものは掌の中の櫂 セカイノヲハリをひとつふふめば
18 アクセルとブレーキ違へし老人のニュース聞きをり明日も聞くかも
19 自転車に乗ってそこまで野暮用に高血圧の薬もらいに
20 ガタゴトと水郡線に運ばれて菜の花色の風を追い越す

21 真っ白な堅香子に会える川辺へとジープで行こう二十歳の朝に
22 初夏ゆえに観覧車ゆえに  少しだけ鈍いあなたを風がつついた
23 夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名
24 先生は無用の用に急かされて阿房列車の旅に出にけり
25 右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり
26 雨の夜の終電をまつ待つといふことの甘美をしまし思ひて
 

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月18日(木)13時06分33秒
返信・引用
  雨の夜の終電をまつ待つといふことの甘美をしまし思ひて  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月18日(木)09時04分28秒
返信・引用
  右折するとき植ゑ込みを照らしつつひかりは夜の雨に濡れたり  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月18日(木)02時29分18秒
返信・引用
  先生は無用の用に急かされて阿房列車の旅に出にけり  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月18日(木)00時26分33秒
返信・引用
  夜行バスに身をよこたへて寝むとすタナトスはきみが飼ひし猫の名  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)23時59分18秒
返信・引用
  初夏ゆえに観覧車ゆえに  少しだけ鈍いあなたを風がつついた  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)23時54分10秒
返信・引用
  真っ白な堅香子に会える川辺へとジープで行こう二十歳の朝に  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)23時44分46秒
返信・引用
  ガタゴトと水郡線に運ばれて菜の花色の風を追い越す  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)23時42分57秒
返信・引用
  自転車に乗ってそこまで野暮用に高血圧の薬もらいに  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)22時43分43秒
返信・引用
  アクセルとブレーキ違へし老人のニュース聞きをり明日も聞くかも  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)22時12分31秒
返信・引用
  確かなものは掌の中の櫂 セカイノヲハリをひとつふふめば  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)21時21分46秒
返信・引用
  巴里行きの乗船切符が二枚ある思ひ通りになるはずのない  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)21時02分11秒
返信・引用
  運転手よ世間話をしないでね救急病院に向かふ私に  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)21時01分7秒
返信・引用
  象に乗る普賢菩薩の白毫を目掛け無音のひかり射し込む  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)19時34分23秒
返信・引用
  ボート殺人筆跡偽造成り済ましアリバイ崩しわが罪と罰  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)07時30分10秒
返信・引用
  歩くたび牛車揺れゆく留袖の源氏ゆかりの裾の模様に  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)07時28分22秒
返信・引用
  母とわれ支え合いゆく傍らを自転車も犬も追い越して行く  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)06時52分55秒
返信・引用
  あかときの操車場にならびゐて今日への呼吸ととのへるバス  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月17日(水)06時43分3秒
返信・引用
  木漏れ日に飾られ牛車は川沿いを静かにすすむ風だけを載せ  

(無題)

 投稿者:ほ・  投稿日:2017年 5月17日(水)06時29分14秒
返信・引用
  俳句

エレベーターに窓ある夢の昼寝醒
 

参加表明

 投稿者:ほ・  投稿日:2017年 5月17日(水)06時23分40秒
返信・引用
  16周年おめでとうございます。乗り物歌会参加させていただきます。よろしくお願いいたします。  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)23時22分43秒
返信・引用
  極右から左翼まで乗る箱舟に蟇蛙は乗れないでいる  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)22時53分11秒
返信・引用
  愛しきは時という名のバスに乗り運命(さだめ)分け合う知らない同志  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)22時50分29秒
返信・引用
  京都らし曲がりくねった軌道かてほっこりするわおけいはんやし  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)22時48分33秒
返信・引用
  バイク乗り威嚇しながら走り去る恐ろしきかな妙齢の女(ひと)  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)15時58分11秒
返信・引用
  断続的振動のなかウイスキーを売り歩く女胸元揺れる  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)13時46分21秒
返信・引用
  肉体の細部デジタル写真集深夜特急抜けるイルミネーション  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)09時29分47秒
返信・引用
  軍輸送機が関与するらし動物展示学野外演習二日目  

詠草

 投稿者:無記名  投稿日:2017年 5月16日(火)08時37分28秒
返信・引用
  海へ行くバスであなたに逢いにゆく白日傘さしカモメのように  

参加表明

 投稿者:  投稿日:2017年 5月14日(日)10時24分51秒
返信・引用
  原人の海図、十六周年おめでとうございます。

皆様、よろしくお願いします。

母と乗りし連絡線の春灯
 

いらっしゃいませ!

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月13日(土)01時06分0秒
返信・引用
  湯水さんいらっしゃいませ。
短歌「原人の海図」では発足の時点から参加されました。
16年間いろんなことがあったなあと思いますね。
今後ともよろしくお願いいたします。
 

参加します。

 投稿者:湯水  投稿日:2017年 5月 9日(火)00時21分18秒
返信・引用
  原人の海図、16周年おめでたうございます。

乗り物歌会、参加させてください。
しげをさま、皆さま、
よろしくお願ひ申し上げます。

白南風や呼んでもこない觔斗雲   湯水
 

参加表明

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月 8日(月)21時24分1秒
返信・引用
  「乗り物」歌会に参加します。よろしくお願いします。

遠雷やダイハツミゼット残しけり      桜子

たちばなさん、くみこさん、風媒さん、風信子さん、いらっしゃいませ。ひとかすみさんお久し振りです。ゆっくり楽しみましょう。
 

参加表明

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 5月 8日(月)08時03分13秒
返信・引用
  乗り物歌会、参加いたします。
しげおさま、皆様よろしくお願いいたします。

バスで行く亀戸天神藤の波   風信子


ひとかすみさま、おひさしぶり。御一緒出来てうれしいです。
 

参加表明

 投稿者:ひとかすみ  投稿日:2017年 5月 7日(日)23時24分21秒
返信・引用
  しげをさま、皆様、ご無沙汰しております。
16周年おめでとうございます。
乗り物歌会、参加させてください

手櫛して苺頬張りバス停へ       ひとかすみ
 

参加表明

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 5月 7日(日)00時27分57秒
返信・引用
    乗り物歌会参加します。しげをさま、みなさまよろしくお願いします。

大乗の船の船頭今いずこ        風媒
 

参加表明

 投稿者:くみこ  投稿日:2017年 5月 6日(土)18時43分46秒
返信・引用
  原人の海図16周年おめでとうございます。

乗り物歌会に参加します。
しげをさま  みなさま
よろしくお願いします!

若葉してカーレーターの乗り心地
くみこ
 

参加します

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 5月 6日(土)05時08分57秒
返信・引用
  乗り物歌会に参加します。
しげをさま、みなさま、よろしくお願いします。

尾骶骨が応えるメリーゴーラウンド      たちばな
 

歌会お題とスケジュール

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月 5日(金)13時02分27秒
返信・引用
  短歌「原人の海図」は平成13年5月に発足し今年16周年を迎えます。引き続きお引き立て下さい。


5月のお題「乗り物」。色んな乗り物を詠って下さい。連想歌も可です。
参加表明及び詠草締切   5月17日(水)
選歌締切   5月24日(水)
コメント期間  5月18日~5月31日
名乗り  5月31日

多くの方のご参加をお待ちします。またお久しぶりの方もどうぞご参加下さい。
 

表彰式とお開き

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 5月 3日(水)23時11分19秒
返信・引用
  【金賞・5票】
しげを
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない
【銀賞・3票】
くみこ
10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる

16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸
17 斎の宮にかはらぬさくら咲いてゐて四月始まりの手帳を選ぶ

今回「寺社関連」歌会は金賞をしげをが獲得し、銀賞をくみこさん、銀賞2つを令さんが
獲得されました。おめでとうございます。次回の幹事は私しげをが行います。
これにてお開きとさせてもらいます。
 

名乗ります

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 4月30日(日)23時51分15秒
返信・引用
  11 ここからは神の領域一本の杉の秀に棲むわがたましひは
12 木の瘤は日ごと大きくなりました堂宇に雨が降りしきる朝
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない

選評ありがとうございました。
 

名乗ります。

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 4月30日(日)21時31分16秒
返信・引用
  01 神苑の桜の道を踏み固むあまたの人がわが足裏に
03 真如堂鐘楼脇の八重桜この世のものかあの世のものか
04 ねねさんも見たはりますか高台寺圓徳院のライトアップを

令さま、みなさまありがとうございました。
 

名乗ります。

 投稿者:くみこ  投稿日:2017年 4月30日(日)17時17分54秒
返信・引用
  10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる
14 夜泣石天衣柳のその果てにみづうみはあり囀るやうに
15 白い珊瑚が触れ合ふときの透きとほる音と御嶽の重低音と

みなさま
ありがとうございました。
風媒さま
コメントありがとうございました。嬉しかったです!
呼ばれないと行けない島と言われる久高は聖なる島、憧れの地。そこで感じたことをいまも思い巡らせています。さらなる時間と距離が生まれたら、俯瞰的に憶うことができるかもしれません。
 

名告り

 投稿者:  投稿日:2017年 4月30日(日)10時55分53秒
返信・引用
  16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸
17 斎の宮にかはらぬさくら咲いてゐて四月始まりの手帳を選ぶ
18 ともかくも過ぎてゆかねば曲がり角のお薬師さんに一礼をして

皆様、ありがとうございました。
今回、〆切を忘れていて済みませんでした。
 

名乗ります

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 4月30日(日)10時01分12秒
返信・引用
  05 大浴場跡城砦から望む回教寺院尖塔要塞大砲
06 タワーマンション墓石群に連なり輝く朝のモデルルーム
07 波動歯車減速機ようやく静まりて臨む早朝坐禅会

みなさん、ありがとうございました。
 

名乗りです

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 4月30日(日)09時48分39秒
返信・引用
  02 悟ること無く円覚寺の門出る漱石のひげ風に震えて
08 わが町の白蛇伝説桜木の下を稚児行列しずしずと行く
09 天神様いずれの願いに耳貸すや合格祈願の絵馬は山盛り

あっという間にゴールデンウィークに突入しましたね。何処も混んで大変と思いますが
皆様楽しくご無事でお過ごしください。
令さま、漱石はすごく好きじゃないのですが、「三四郎」「それから」「門」の三部作
が大好きなのです。ありがとうございました。
 

足裏に

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 4月29日(土)05時18分33秒
返信・引用
  01 神苑の桜の道を踏み固むあまたの人がわが足裏に

花びらが散って道を埋めるほどの頃だ
今日はいい天気
ぞろぞろと人があるいている
それにつづいてあるく
足裏に
かんじるものがある
桜の木の下に
埋まっているものがあるとは
さんざんいわれたことだけど
 

「寺社関連」歌会選歌一覧

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 4月28日(金)15時15分22秒
返信・引用
  01 神苑の桜の道を踏み固むあまたの人がわが足裏に :(たちばな)
02 悟ること無く円覚寺の門出る漱石のひげ風に震えて
03 真如堂鐘楼脇の八重桜この世のものかあの世のものか
04 ねねさんも見たはりますか高台寺圓徳院のライトアップを
05 大浴場跡城砦から望む回教寺院尖塔要塞大砲

06 タワーマンション墓石群に連なり輝く朝のモデルルーム :(風信子、しげを)
07 波動歯車減速機ようやく静まりて臨む早朝坐禅会 :(令)
08 わが町の白蛇伝説桜木の下を稚児行列しずしずと行く :(令)
09 天神様いずれの願いに耳貸すや合格祈願の絵馬は山盛り
10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる :(風媒、◎しげを)

11 ここからは神の領域一本の杉の秀に棲むわがたましひは :(◎令)
12 木の瘤は日ごと大きくなりました堂宇に雨が降りしきる朝
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない :(風媒、◎たちばな、◎くみこ)
14 夜泣石天衣柳のその果てにみづうみはあり囀るやうに :(風信子)
15 白い珊瑚が触れ合ふときの透きとほる音と御嶽の重低音と :(◎風媒)

16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸 :(しげを、たちばな、くみこ)
17 斎の宮にかはらぬさくら咲いてゐて四月始まりの手帳を選ぶ :(◎風信子、くみこ)
18 ともかくも過ぎてゆかねば曲がり角のお薬師さんに一礼をして
 

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 4月28日(金)05時43分38秒
返信・引用
  16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸

ときに視線は糸になる
すっとのびたかとおもうと
くねくねと曲がったり
何かにぶつかって おちる
また ときに視線は絡まる
他の視線と絡まって
戯れるひととき
疲れた視線はうかびあがる
すきまをさがしてそこから
ずっと上空に遠いところに
のびる
ながくながく
 

墓石群

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 4月28日(金)01時32分58秒
返信・引用
  06 タワーマンション墓石群に連なり輝く朝のモデルルーム

墓石についてすぐに想像するのは寺山修司の絶筆「墓場まで何マイル?」である。
http://www.terayamaism.com/?page_id=309
さてここでの「墓石群」には二通りの見方がある。一つはタワーマンションを「墓石群」に見立
てる見方、二つ目はタワーマンションから実際の「墓石群」に連なるという見方。後者の方が
味わいがある。都会の中の墓場、そしてそれに連なるモデルルーム。何やら現在、過去、未来の
世界のようである。

16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸

「糸」が一体何だろうかと思っている。 遥拝の穴とは鳥居の空間のようでもある。遥か彼方の
本宮から糸が伸びてきているようでもあり又は一筋の光のようでもある。不思議な光景の歌、
しかも魅力的な歌となっている。
 

禊川

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 4月28日(金)01時03分50秒
返信・引用
  10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる

下鴨神社の御手洗川に手を差し入れるのは斎王代、かつての式子内親王になりきっているのだ
ろうか。夏来ることを考えるのだから葵祭のことであろう。疑っている斎王代っていうのも
魅力的である。蛇足ながら先斗町には「禊川」というフレンチの名店があり高瀬川のせせらぎが
味わい深いです。

 

杉の秀

 投稿者:  投稿日:2017年 4月27日(木)10時41分43秒
返信・引用
  11 ここからは神の領域一本の杉の秀に棲むわがたましひは

杉の秀という表現が本当に秀としてすっくりと抜きん出ている。
神域との境界に置く自己。
高い杉を見上げて、体の中まで山の気や木の香にみちている様なときの
自分をそこに置いてみるという幻視の世界。
 

白蛇伝説

 投稿者:  投稿日:2017年 4月27日(木)10時32分29秒
返信・引用
  08 わが町の白蛇伝説桜木の下を稚児行列しずしずと行く

顔を白く塗っている稚児が並んで続いて町を練り歩く。
その列と白蛇のアナロジーが面白い。
桜の花が咲いてその花の下を稚児達が通ってゆくのは、きれいで妖しい。
 

コメント

 投稿者:くみこ  投稿日:2017年 4月27日(木)10時16分57秒
返信・引用
  コメント
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない

言へなかつたことは言はない。何を言いたかったのか、言及しないからこその面白さ。心象の無言と実景の足音。その絶妙な二句一章。

16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸

ながくのびてゆく糸とは、例えば、遊糸みたいなものだろうか。遥拝の穴って、どんな感じなのか。見てみたくなるけれど、見てはいけないようで。異界的な妖しさ。

17 斎の宮にかはらぬさくら咲いてゐて四月始まりの手帳を選ぶ

こういう手法というか仕立というか、さり気なさに憧れる。お気に入りの手帳が見つかったささやかな幸せ感。
 

選歌します。

 投稿者:くみこ  投稿日:2017年 4月27日(木)07時36分25秒
返信・引用
  16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸
17 斎の宮にかはらぬさくら咲いてゐて四月始まりの手帳を選ぶ

特選
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない
 

選歌です

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 4月27日(木)05時47分10秒
返信・引用
  特選
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない

普通選
01 神苑の桜の道を踏み固むあまたの人がわが足裏に
16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸
 

選歌

 投稿者:  投稿日:2017年 4月27日(木)03時03分53秒
返信・引用
  特選
11 ここからは神の領域一本の杉の秀に棲むわがたましひは
普通選
07 波動歯車減速機ようやく静まりて臨む早朝坐禅会
08 わが町の白蛇伝説桜木の下を稚児行列しずしずと行く
 

選歌です

 投稿者:しげを  投稿日:2017年 4月26日(水)23時38分56秒
返信・引用
  特選
10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる
普通選
06 タワーマンション墓石群に連なり輝く朝のモデルルーム
16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸
 

選歌です

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 4月26日(水)16時34分13秒
返信・引用
  特選
17 斎の宮にかはらぬさくら咲いてゐて四月始まりの手帳を選ぶ
普通選
06 タワーマンション墓石群に連なり輝く朝のモデルルーム
14 夜泣石天衣柳のその果てにみづうみはあり囀るやうに
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 4月26日(水)10時26分55秒
返信・引用
  10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる

指先から徐々に手を浸す行為が冷たさと相まって、少し寒さの残る今の季節とこれから来る夏までも感じさせます。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 4月26日(水)10時20分40秒
返信・引用
  18 ともかくも過ぎてゆかねば曲がり角のお薬師さんに一礼をして

過ぎてゆかねばならない事とは仕事上のトラブルなのか個人としての何か辛い事なのかわかりませんが、そんな時でもいつものお薬師さんへの一礼が作者の心の均衡を保つのでしょうか。日本人の身近な信仰心を感じます。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 4月26日(水)10時01分47秒
返信・引用
  16 遥拝の穴の向かうのビル群へながくながくのびてゆく糸

鎮守の森から見たビル群でしょうか。この糸は参拝者の軌跡なのか、神域のパワーなのか。糸の色は何となく赤色かと。
 

コメント

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 4月26日(水)09時52分3秒
返信・引用
  15 白い珊瑚が触れ合ふときの透きとほる音と御嶽の重低音と

祈りとレジャーとを併せ持つ沖縄を題材にした、繊細さと迫力のある交響曲のような歌だなと思いました。絵画にも当てはめられますね。
 

選歌します。

 投稿者:風媒  投稿日:2017年 4月26日(水)09時34分37秒
返信・引用
  特選
15 白い珊瑚が触れ合ふときの透きとほる音と御嶽の重低音と
選歌
10 禊川に掌をゆつくりと差し入れて夏来ることを疑つてゐる
13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない
 

雲水

 投稿者:たちばな  投稿日:2017年 4月26日(水)04時59分0秒
返信・引用
  13 雲水の足早の音聞きながら言へなかつたことは言はない

のんびりと散策ではない
たのしみではなくしかし強いられたものでもなく
足音がはやい
早朝のまだくらがりのなかで
ためらいつつ口に出せなかった昨夜の
後悔ではないと
いいきかせる
まだくらい
 

コメント

 投稿者:風信子  投稿日:2017年 4月25日(火)15時26分46秒
返信・引用
  15 番のお歌の令さまの読みで、ああそうかと思いました。
  関東では、御嶽山の噴火で大勢亡くなったことが、忘れられなかったのです。
  でも、サンゴとの取り合わせは、その読みの方が良く分かりますね。
 
 

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