「ヨコハマ文芸」感想と質問


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カテゴリ:[ なんでもフリートーク ]


46件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[49] 第7号を読む

投稿者: 加納八郎 投稿日:2022年 3月28日(月)11時29分11秒 h175-177-040-181.catv02.itscom.jp  通報   返信・引用

  第7号を読む
 私は第7号を隅から隅まで読んでみました。広告を含めて。しっかり読めたか、どうかの畏れは残るものの、一つの感想を得ることは出来ました。率直に言って、小説等のフィクションよりもエッセイや評論、文学散歩等のノンフィクシヨンの方が私を感銘させるものが強かったということです。それは、事実の重みが私を圧倒するのでしょう。当然と言えば当然のことですし、そこに口を挟むことはできません。
 ただ一言いわせてもらえば、「好き嫌いのパンドラの箱」は優れた作品であることは認めますが、取りようによっては誤解を招く怖れなしとしないのではないかということです。地球上に、いろんな差別、格差、謀略、自己中心主義がはびこる中、一独裁者が仕掛けたウクライナでの戦争地獄を現下に見て、この世界に愛が枯渇してきているのではないかと怖れを抱くのです。この独裁者はバイデン氏に「この男が権力の座にとどまり続けてはいけない」と言わしめました(3,28 朝日)。物議を醸しているようですが、そのような横暴な人間は米国にもいます。前大統領のような歴史の歯車を元に戻すような、暴虐に一ミリでも賛同することがあってはならないと思うのです。筆者がパンドラの箱を開けてそれでよしとされていると言っているのではありません。むしろ、その逆で、立派な問題提起をされているのだと受け止めていますが。
 言いたいのは、差別され、抑圧され、踏みにじられている民衆の人権や苦しみを自分の事として考えようということです。これは聖人君子の言葉ではありません。普通の人間のうめきです。
 「人生最大のストレス」は、配偶者との最大の愛やその苦しみを謳ったものだと解します。哀悼の意を捧げるとともに、やがて「夫の置き土産」のような美しいロマンの世界へ昇華して行くものとの希望を持って読みました。

 さきほど、「小説等のフィクションよりもエッセイや評論、文学散歩等のノンフィクシヨンの方が私を感銘させるものが強かった」と言ったけれど、それはフィクシヨン部門を卑しめた表現ではないのです。
 啄木は「短歌では成功したけれど、小説ではうまくいかなかった」と何かで読んだことがあります。やはり、小説は一筋縄ではいかない、さらに一段と高い技術とエネルギーが必要だということです。拙宅でも、ときどき、ミニ合評会をやって、「お父さんは小説よりも紀行文や報告文の方がいい」との発言があります。「それはそうだよ、小説は紀行文の2,3倍難しいよ」と言ってお互い納得するのです。
 つまり、小説(創作)には、飛び越えなければならない壁があります。その壁は低く脆いように見えて、結構高く頑丈にできています。大部分の人はその壁にぶつかって押し戻されるのです。小生も過去に何度もそのようなことがありました。現在も飛び越えたのではなく、飛び越えようと壁の上でもがいている最中です。清水の舞台から飛び降りるほどではないにしても、二階から飛び降りるくらいの勇気とエネルギーは必要であるということです。ですから、飛び越えてしまった人にはすごく敬意を表するのです。

 次は私の初歩的な小説論です。参考にしていただければ。
 1,小説は分りやすく書く。
いくら志操が高く、美辞麗句を駆使しょうとも、書いていることが読者に素直に伝わらないようでは絵に描いた餅です。小説は映画のように役者が出てきて、身振り手ぶりで、演技するわけではない。人物も、場面も、人の心理も、音も匂いもすべて文字で表現しなくてはならない世界です。作者の頭の中では全体像が描けていても、若冲の絵のように細かく描くべきところは細かく描かないと「おんどり」は生きてこないのです。あらすじは作品ではないのです。
 それともう一つ失敗する例は一度に何人も登場させて、読者を混乱させてしまうことです。それは誰でも一度はひっかる陥穽です。『源氏物語』のような長編でも、読者が混乱しないで読めるのは、光源氏という超人物を主人公に仕立てて、何人もの女性と交流させますが、すべての女性を一度に登場するわけではありません。夕顔、若紫、明石の君、・・・と言うように一人ずつ登場させて物語をつなげているのです。第7号にも一度に何人も登場させている例がいくつか見受けられます。

 2,小説はあくまでも創作である。
 つまり、事実を間違えてはいけないけれど、それを重んずるあまり、事実主義に陥ってはならないと言うことです。月は地球上に一個しかないけれど、村上春樹の小説には二つ出てきます。それが小説の重要なプロットを形づくっているのです。読む人もそれを不可解とは思いません。小説は物理学の世界ではなく、見たまま、感じたまま、想像したままを書く、感情の世界、感覚の世界、心理の世界、想像の世界です。創作です。
 今回はこのくらいに致します。

 批正をお待ちします。  2020,3,28 加納八郎




[48] 電子書籍(アマゾンキンドル)

投稿者: サザエさん 投稿日:2021年12月 2日(木)17時45分31秒 KD106139122012.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用

Amazonの電子書籍で読めるようになると良いです。



[47] 感想と質問

投稿者: 加納八郎 投稿日:2021年 9月16日(木)12時27分18秒 h175-177-040-181.catv02.itscom.jp  通報   返信・引用

   第6号を読んで

 まず、投稿された皆さんに、心から敬意を表したいと思います。どの作品も、作者の熱意と努力と希望と祈りが感じられて、圧倒されます。文学者は決して嘘や阿りは書かない。真善美の追究にこそ命をかける、そこにこそ文学の樹つ基盤があると思います。利や名誉、権力を追い求める政治家との違いです。敬意を表する形として、思い付きながら、感想・質問をしてみたいと思います。小説部門を中心に印象の強いものだけを取り上げます。

 『お嫁さんが転んだ(2)』(作者名は省略)。健康な家庭の蹉跌というべきか、こんな上流家庭にも転がり込む泥石はある、それを洗えばいいのだが、その洗い方が分からない。抑えて書いていて、着実豊満であり、教訓もあるが、ただ、「鬼嫁」という決めつけは如何なものか。それでは洗う手がちじこまってしまう。嫁離れ、息子離れがこの際、正解かもしれない。自存自営、独立させることに希望があると読んだ。それでも親心は複雑なんだよね。分かる、わかる。こんなこと書けるのが小説の醍醐味!

 『秋、実の一歩』。地味ながら、明るい、元気の出る、希望の湧く話である。さらに、建設的、理知的で、愛の漂う話で素晴らしい、の一語に尽きる。こういう話をもっと、もっと書いてほしい。

 『夜を齧る』。一読ではイメージが掴めなかった。二度読んで、「歯舌」という言葉の意味を知って、カフカやカミユの世界を連想した。そういう連想は不要なことかとも思うので、どこからこの作品の発想、モチーフがあったのか、語れるならば語ってほしい。この作者の新境地を示す作品かも知れない。歯舌が「あたし」の心身にどういう化学反応を及ぼしたのか、書けるなら、もう少し筆を進めて欲しかった。質問をよろしく。

 『永遠の一瞬』。題材がよく、作者の熱情がこもった作品で、感動したが、もう少し落ち着いて丁寧に書いたら、さらに良かったのではないかと思った。特に最初の部分。枚数に制限があるので止むを得ないのかも知れないが、そこが作者の腕のみせどころだろう。中編にしてさらに書き足して欲しい、と思う。この作者のお名前はhpに載っていないのかな。筆者の見損じか。

 『花火』。息子の嫁取りの話。「嫉妬」の言葉が利いて、少々ドキッとするが、短編にここまでうまくまとめていて、華をなしている。間違いなく傑作である。

 『闘鶏』。『抱卵』も注文して読んでみたが、現実と観念との合体の世界か、短歌の世界に俵万智嬢が殴り込みをかけて来たような感覚を覚える。作者堀氏に、このショートショートのジャンルの概念と成り立ちの歴史を教えて欲しい。よろしく。

 『下心センサー』。まず、題名が面白い。硬質で。知性の勝った作品とみた。私どもには近づけない、嫉妬みたいなものを感ずる。

 『窓のない部屋』。「誉められたことが無かったと言う巧美の言葉は、諒子にとってショックであった」という表現に、作者の人間愛と人道主義に徹する心意気がが感じられる。それで完結か。ご苦労さま。

 『御役目点綴』。平明で、気取りがなく、淡々としていて、奥が深い。現代の世相を映して余りある。我々が目指すべき創作の一つのモデルかも知れない。筆者もこういう作品を書いてみたい。いや、書けないか。

 『懐かしい顔』。懐かしく、美しい話で心が洗われる。作者の人柄なのか、それにも嫉妬を感じる。ただ一点、「・・・佳子さまいらっしょいますでしょうか」(145p)はどうしたのか。「佳子」をアサコと読ませるのか。校正ミスか。肝心なところだと思うのだが。しかし、素晴らしい作品である。質問→この小説の事実はどこまでか、全部か、語れるなら語ってほしい。

 『アードベックの娘』。これはもはやプロ級の作品。一読して感銘が深い。高踏にして深淵、雪菜の心模様が十分に描かれている。二,三点、気になるところがないではないが。

 最後に拙作『磯の香り』は編集部の強引な処断により、掲載されなかった。詳しくは「言いたい、聞きたい、論じたい」のページをご覧下さい。

 あと、「文学散歩」や『エッセー』や『近況心境』、その他、寸鉄人を刺す、いや、人をなでるものがあったり、教訓を含んだものや、ユーモアについ笑ってしまうもの、しんみりするもの、癒されるもの、経験と知性を感ずるものなど、いいものが沢山あるが、詳細は割愛させていただきます。ありがとうございました。どうぞ皆さん、よしなに。
      2021,9,16  加納、



[46] 紹介お礼

投稿者: 同人誌「琅」 投稿日:2021年 9月 9日(木)16時45分51秒 i220-220-228-211.s41.a014.ap.plala.or.jp  通報   返信・引用

この度は、貴重な雑誌に、わが同人誌をご紹介いただき、ありがとうございました。「ヨコハマ文藝」6号、確かに受け取りました。大勢の方が参集し、バラエティ豊かな内容に、ただただ感心・羨望するばかりです。
当方、少ない人数での運営なので、半年に一度の刊行となると、休み無しの執筆にならざるを得ず、編集・刊行・送付が済むと、すぐに次号に取り組まなければならず、もう少しゆとりが欲しいと思う昨今です。
御誌に取り上げていただいたことで、我が同人誌に目を向けてくれる人が増え、参加してくださる方がおいでになることを期待するばかりです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(松村茂治)



[45] よもやま話へ転記

投稿者: 山中直美 投稿日:2021年 8月 8日(日)17時22分15秒 p1962088-ipngn14901hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

宮原さま、薊さま、加納さまの書き込みに関しまして、会誌編集内部に関する記事でしたので、よもやま話へ転記いたしました。ご了承ください。




[41] 北村さま 山中さま

投稿者: 投稿日:2021年 5月 8日(土)21時34分35秒 KD118157149244.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用

北村さんのYouTubeを見ました。
山中さんのいうように、あっと言う間に全部見てしまいましたよ。
翻訳本は苦手と思って敬遠していましたが、読んでみたい本が増えました。
ありがとうございます。



[40] 北村浩子さんの講演動画

投稿者: 山中直美 投稿日:2021年 5月 4日(火)08時36分23秒 p626100-ipngn8101hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

先日、県立図書館が北村浩子さんの講演のYouTubeを配信してくれました。
コロナ禍の中、読みたくなる本に出会えます。
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama/new-info/2021/04/291223-1.html

前回、ご紹介いただいた絵本「エリック」。手放せない1冊になりました。



[39] 北村浩子様へ

投稿者: 山中直美 投稿日:2021年 4月18日(日)10時16分3秒 p626100-ipngn8101hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

うわ~!早速のお返事、ありがとうございます!
本選びのプロの方に選んでいただくなんて、考えたら何と贅沢!
早速ショーンターンの本はポチッと買いました。
岸本佐知子さんが大好きなので、飛びつきました。
「戦国ベースボール」も奇抜な設定で面白そうです。
孫二人とも戦国時代の姫君に興味を持っていて、本を読んでいます。大河ドラマを見ていると「この姫ってガラシャなんだよね」とかいろいろ言ってきます。きっと「戦国ベースボール」も嵌ります。
ここだけではもったいないので、「ヨコハマ文芸」の誌上でもお願いしたいくらいです。



[38] Re: 北村浩子さんへ

投稿者: 北村浩子 投稿日:2021年 4月17日(土)16時53分2秒 M106073025226.v4.enabler.ne.jp  通報   返信・引用 > No.37[元記事へ]

山中様、ご質問の投稿ありがとうございます!
小学3年生のお孫さんなのですね。

わたしが以前、小学生に勧めて人気だった作品は『戦国ベースボール』シリーズです。

https://miraibunko.jp/series/257

天才野球少年が事故に遭い、夢の中でスカウトされて織田信長率いる野球チームで活躍する、というお話なのですが、戦国武将のキャラクターが面白くて笑いながら読みました。
気に入ったら続きもありますので、楽しみが長く続きます。
男子女子関係なく楽しんでいただけると思います(歴史の勉強にもなるかも?)

そして、最近の作品として、オーストラリアの作家、ショーン・タンの『エリック』をぜひおすすめしたいです。
これは絵本なのですが、子供っぽいということはありませんし、大人も楽しめます。

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309273587/

ショーン・タンは『アライバル』という、字のない絵本もあります。一見地味に見えますが、これもすばらしい一冊でした。絵を見てストーリーを想像するのですが、とても深い物語です。かわいらしい不思議な動物が登場します。

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309272269/

参考にしていただけましたら幸いです。



[37] 北村浩子さんへ

投稿者: 山中直美 投稿日:2021年 4月16日(金)22時05分29秒 p626100-ipngn8101hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

北村さんに教えてもらい事、いえ、書いてもらいたい事があります。
それは「孫に贈る本」の特集です。
誕生日のプレゼントや進級のお祝いに、「是非この一冊を」という本をお聞きしたいです。
年代別に、例えば幼稚園までの絵本特集とか
自分で字が読めるようになったら、とか。
冒険ものが好きな子に、とか。今まで読まれた来た名作は知っているのですが
それは、もう50年以上も前の事。それからいろいろな名作がさらに追加されているはず。
意外にそんなことを教えてくれる人は少なく
いつも「面白い本ない?」と孫にせがまれて小学3年の孫にこないだは「モモ」を
送ったら、「難しい」とまだ読んでいないようです。
マンガ好きになってくれてもいいのですが
鬼滅の刃だけではない世界も知って欲しくて、押しつけではない一冊を探しておりま
す。


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